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画像生成AIに思うこと
誰の画風でもなんでもなければ
有名じゃなくて、見たことがない画風ならばそれは唯一無二かと思う。過去に誰かが想像していたり、表現していても、継続してそういった方向で活動していない限りは強く言われる筋合いはない。
創作者・原作者にも色々な考え方があって、真似もだめあれもこれもだめって人も。うーん、イラストやら漫画やらアニメの文化ってみんな見様見真似で、あの人がああいった表現をし始めたから真似ようだとか、今度こうしてみようとして生まれたのに。
AIにも創造的部分がある
さて、自分は手描きをしないではない。うまくはない。
あからさまにそのキャラクターのマネだとかそういうのではなくて、他にない特徴のキャラクターが学習データからかけ合わせて生まれたのならばそれはほぼ創作物と言っていい。あとは手で出力したかどうかの違いであって、ここに創造性はある。
プロンプトをテキトーに打っても、頭で描いたものはでないのと、たしかにだれかの画風を学習したものであっても、膨大なものが合わさったものだから、それは真似ではなくにているものにはならず、それというのは何かというと、萌えなイラスト文化に感化されたイラストレーターさんと、「手描きの手間や苦労・学習」はないものの、だれかの何かに
- 感化されて
- 真似て練習
という意味では、AIと同じ。出力までのプロセスはやはり手書きの良さってある。けれども、AIも叶えられる。
原作というのは、
- キャラクター原案、設定、こういったことはするけれども・こういったことはおそらくしない等
- ほかであまり見たことのない配色、衣装、キャラ、雰囲気のキャラ案
- にててもそれは、この名前のキャラって言えること、にてないのに連想してしまうような強いキャラクターの特徴、配色・キャラ
画風が違っても、にているものがある。
ファンアートで全く違う画風でそのキャラクターを描いてもらったときにそう見えるのはそれが原案。原案が最後は創作として残ると思う。実のところこれ自体をAIは作れる。
プロンプトって案外被らない。
似通った画風などはあるけれども、衣装やらキャラクターをそのキャラクターと言い切れるものが案外生まれる。
- この角度から見たらこういうふうに見える、こういうカットの絵になるだろう
- アニメーションのカットでも、すべて手描きだったところを補填
こういったところは創造性が必要ないから、AIがやっていっていい。価値は原案やストーリーや性格、表現方法、それらをすべて合わせた文化やシステム。
低単価で疲弊させられるのではなくて、AIの作ったものを修正やプロンプト・他の生成手段が出てきたらそれに合わせるのがいいと思う。
イラストや文化
イラストは真似。というと怒られるかもだけれども、誰かがそういう文化で、感化されて・影響を受けて、その文化が大きく多様化した。
江戸時代に今の画風のアニメとかイラストがなかったことが証明している通り、誰かの画風や文化が無いとそれが生まれなかったのです。0から1が生まれるのは限りなく可能性が低いことと思います。
現代だと、ディズニーがなければ手塚治虫もいなかったし、エチチなアニメもなかった。イラストも同じく、春画はあったけど抜けないよねってこと。でも、当時はあれがよかったのよ。画風が真似され、感化されて、突飛なものが世間に浸透するとそれが文化となる。
なので、誰かのきっかけや真似が蓄積して現在があるのです。
ファンアート
真似した絵をアップするファンアート、手描きはあまり言われないようになった気がする。2000年頃なんていうのは結構言われていることも多かった。構図が違えばよかった。
完全トレースとAIイラストは同じかなと。そこで、トレース手描きのほうが上と言うならば、それは手描き作業の苦労を評価してほしいということかなと思う。
画像生成AIを使って、既存のキャラクターを作ること。それ自体は自分が楽しむ範囲ならば誰にも文句を言われる筋合いはない。自分が原作者や関係者ならば愛でてくれるのは嬉しい。どういった形、表現までは考えないけれども。
さて、その文化が広がる、思いを馳せてくれることは喜ばしいこと。
やりすぎ・だめでしょと思うこと
原作者に損害を与えかねない行為。
- アニメならば無料で動画を流すこと
- 漫画をスキャンして無料で公開すること
- 原作がCGで、CGすべてをアップしてしまう
- キャプチャをコマ撮りしたものをアップ
- 子供向けキャラクターを使ってエッチな画集を出す
アニメ全編を流すのはだめ。これは、アニメを流すことでお金儲けをしている人の利益を奪い取る行為。AIを使ってキャラの学習をして、新たなアニメを作ってお金儲けするのもだめ。
あと、誤解を招くようなアニメを作るのも。
難しいのは、忠実に再現されて、こういった裏話もありそうだよねっていうアニメやら映像を無料のところで公開しているのならそれはなんとも。
お問い合わせとか、ファンが総勘違いしてしまうという観点からすると気になるところ。難しい。まあやらないほうがいいけれども、うーん。
様々な1枚画像の構図、これはファンアート。
キャラクターを使ってエッチな画集を出す。これ、手描きの二次創作でもあるんですよね。なんとも複雑。これが許されているのだから、AIもってなる。これの論点は手描きの苦労とAIのプロンプトテストの苦労という平行線な話になるので不毛。表の世界では受け入れられないと思う。
キャラクターのイメージを損なわない形で、こういった構図をするだろうという画集。
- 儲けるのはだめかと
- SNSならって自分としては思う
- アフィリエイトもだめかと、だからこのサイトではあからさまな二次創作は流したくない
怪しいことだけれども、程々ならと思ってしまうこと、いわゆるブラックだけれども手間だからグレーとなること。
- 訴えられない限り問題にならない行為:差分ではないキャプチャ
- ショート動画:変化シーン
自分からすると、そのアニメや漫画を見るきっかけとなったので、むしろこれは原作にプラスになるからいいように取るほうがいいかと。許せないのが、全編入っているとき。それはだめかと。
2010年頃からシェアという文化が広がったため、以下のようなことは普通にやる時代になった。
- アフィリエイトやサンプルの認められたキャプチャを公開する、シェアする
- どこかのサイトのページをシェアする
シェア
シェアを多くの人がするようになってからは、画像の切り取られや転載の敷居が下がった。公開されているものはまるっとコピーはまずいけれども、共有したい部分は切り取って共有するのは普通となっている。
昔からキャプチャってあった。だめはダメだけれども暗黙の了解や、むしろ話題に取り上げてくれていてってなると、文句は言われないでしょう。
SNSのアイコンでさえも厳しく言われていた時代もあった。キャラクターを演じるならばそれはまた違ってくるのでややこしいけれども。
プラスになること
シェアやレビューなどで盛り上がるならばプラスになる。
厳しい人・閉鎖的・保守的な考えの原作者・創作者もいる。ファンアートも嫌い、言及さえも嫌いっていう人もいる。ネットのことをわかっていないのだとは思う。創作って広まってなんぼなのです。
迷惑になることはしない
キャラクターのイメージが崩れることはしない。
これも原作者や、権利保有者により色が異なる。エロキャラクターじゃないけれども原作者が作ってくれーっていうノリも。難しい。
嫌がることというのは少数派になったとしても、そちらが正しいのだから、創作・原作をおおっぴらに汚さないようにはなっていてほしい。やったとしてアングラでってことかな。
AIの今後
画像の再現性。イラストやフォトはある程度できるが、まだまだ。AIでつくったよねというあからさまな画像が多い。
- 人が描いたような温かさがある
- 実際にいるような人物を再現
これは人の手で作成している3DCGにも同じようなことが言えて、ほくろや傷、産毛、左右顔のパーツの位置など。リアルにリアルになっていってきている。昔は完璧すぎるキレイな顔が多かった。あえて普通の顔のキャラなどがいた。
これから、フルアニメが作れてしまうことになると思う。
- 疲弊していた人が救われるようになって、生成AIが補填してくれて報酬が上がるように
- クオリティの高いアニメが低予算で制作できるように
- たくさん作れるようになって、世界で売れるように
気になるところ
- 個人が二次創作フルアニメをAIで公開しても大丈夫か
- 人が作ったような違和感のないエッチなAI映画があふれる